最初の約束は「食べない」

公園、河川敷、道ばた、学校の周りで見つけた実や草は、食べ物に見えても口に入れません。名前を知っているつもりでも、似た植物や農薬、汚れ、動物のふんが関わることがあります。

子どもには「赤い実はだめ」ではなく、「外で見つけたものは、先生や家の人がいても食べない」と短く伝えます。例外を作ると迷いやすくなります。

見つけた時の声かけ

場面先に言うこと次にすること
手に取った口に入れないで見せて手を洗う場所へ移動する
友だちが食べようとしている食べないで大人に見せよう近くの大人へ知らせる
もう食べたかもしれない何をどれくらい食べたか教えて写真を撮り、体調を見て相談する

持ち帰らないもの

  • 名前が分からない実、葉、花、きのこ。
  • 食べられると聞いたが、自分では確実に判断できないもの。
  • 河川敷や道路脇など、汚れや薬剤の可能性がある場所のもの。
  • 学校や公園の管理者が採取を認めていない場所のもの。
  • 子どもが友だち同士で拾ったもの。

観察したい時は、採らずに写真を撮るだけにします。自由研究や散歩の記録なら、食べる必要はありません。

食べたかもしれない時

口の中に残っているものがあれば、無理に飲み込ませません。何を食べたか分かるように、植物の写真、場所、時間、食べた量を記録します。

腹痛、吐き気、下痢、のどの違和感、顔色の変化などがある時は、自己判断で様子見を続けず、医療機関や救急相談へつなぎます。症状が強い、呼吸が苦しそう、意識がぼんやりする時は急いで助けを呼びます。

大人が決めておくこと

外出前に、子どもへ長く説明するより、短い合図を決めておくほうが使いやすくなります。「外の実は食べない」「見つけたら写真だけ」「食べたらすぐ言う」の3つで十分です。

先生、保護者、祖父母で見守る時も、同じ言い方にします。大人の判断が分かれると、子どもは食べてもよい場面があると思いやすくなります。

FAQ

桑の実のように食べられると言われる実でもだめですか

外出先では食べない基準にします。種類の見間違い、場所の汚れ、体調差があるため、子ども同士で判断しないようにします。

写真を撮って調べれば食べられますか

写真だけで安全を決めないほうがよいです。観察記録にとどめ、食べる目的では持ち帰りません。

少しなら大丈夫ですか

少量でも体調を崩すことがあります。食べた可能性がある時は、種類、量、時間、症状を記録し、必要に応じて相談します。